【CANSLIM】株の投資方法について調べてみた。
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最終更新日:2020/05/05
株・投資信託・ETF CANSLIM, オニール, 投資, 株
CANSLIM とは、伝説の投資家であるオニールが提唱している株の選定(スクリーニング)方法です。
有望銘柄(将来株価が上昇する銘柄)の選び方で、有望銘柄は7つの特徴を満たしているということです。
CANSLIM という名称は、有望銘柄が満たしている以下の7つの特徴の頭文字を取ったものです。
- Current earnings(当期四半期のEPSと売り上げ)
- Annual earnings(年間EPSの増加)
- New product or service(振興企業、新製品、新経営陣、新高値)
- Supply and demand(株式の需要と供給)
- Leader or laggard(主導銘柄か停滞株か)
- Institutional sponsorship(機関投資家による保有)
- Marker direction(株式市場の方向)
Contents
Current earnings(当期四半期のEPSと売り上げ)
EPS(Earnings Per Share)は、1株当たりの利益のことで、1株に対して当期純利益がいくらあるかを表します。
上場している株式会社は、四半期決算(3ヶ月に1回決算を行う)なのですが、その直近3ヶ月の「売り上げ」と「EPS」が上昇している銘柄を探すということです。
「前年と同じ時期」を比較して上昇しているかを調べます。
オニールによると目安は、
- 売り上げ=20% 以上上昇
- EPS(1株益)= 25%以上上昇
ということです。
Annual earnings(年間EPSの増加)
Current earnings は、直近3ヶ月の「売り上げ」と「EPS」を見ましたが、Annual earnings では、年間の「売り上げ」と「EPS」を見ます。
こちらも前年と比較して、
- 年間売り上げ=25%以上上昇
- 年間EPS(1株益)=25%以上上昇
を目安としています。
New product or service(振興企業、新製品、新経営陣、新高値)
振興企業とは、日本の場合マザーズに上場している企業のことです。
マザーズとは、東京証券取引所が運営していて、ベンチャー向けの市場で「メルカリ」や「ミクシィ」などの銘柄があります。
Supply and demand(株式の需要と供給)
Supply and demand(株式の需要と供給)とは、「高値を更新した瞬間に出来高が増える」ことです。
出来高とは、「売買が成立した株数」のことです。
この出来高が、前日より 1.5倍以上であればいい、ということです。
Leader or laggard(主導銘柄か停滞株か)
Leader or laggard(主導銘柄か停滞株か)とは、「その銘柄が業界で1位かどうか」ということです。
業界1位なら条件を満たしています。
Institutional sponsorship(機関投資家による保有)
機関投資家とは、個人投資家から集めた資金を運用する法人などのことです。
「直近で機関投資家の買いがあるか」がポイントとなります。
Marker direction(株式市場の方向)
株式市場全体の方向を見きわめる必要があります。
市場全体が上昇トレンドのときに買う必要があります。
参考書籍
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