【Linux】cp コマンドでディレクトリごとコピーし、ファイルの上書き確認されないようにする方法
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最終更新日:2020/04/21
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Linux で cp コマンドを使って、ディレクトリごとコピーし、同一ファイル名があった場合に上書き確認なしで強制的に上書きするようにしたときのメモです。
まず、cp コマンドの基本的な使い方です。
1 |
# cp コピー元のファイル コピー先のディレクトリ |
コピー元にディレクトリを指定する場合は、オプション -r を付けます。
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# cp -r コピー元のディレクトリ コピー先のディレクトリ |
さらに、強制的に上書きする場合は、オプション -f を付けます。
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# cp -rf コピー元のディレクトリ コピー先のディレクトリ |
ただし、-f を付けても上書き確認されてしまうことが多いです。
1 |
cp: overwrite `ファイル名'? |
y とすれば上書きしてくれますが、ファイル数が多い場合は y を連打しないといけなくなります。これは、cp コマンドがデフォルトの設定で上書き確認するようになっていることが原因のようです。
そこで、cp の前に「\」を付けることでデフォルト設定を無効にできるようです。
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# \cp -rf コピー元のディレクトリ コピー先のディレクトリ |
これで無事に、cp コマンドでディレクトリごとコピーし、ファイルの上書き確認されないようにできました。
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