簿記の用語の説明【1】
簿記3級で出てくる用語の一覧とその解説です。
Contents
貸借対照表
決算時点において会社に何がいくらあるかという会社の財政状態を表にしたもの。
貸借対照表の右側(貸方)
集めてきたお金のことで、返す必要があるものを負債、返す必要がないものを資本(純資産)という。
貸借対照表の左側(借方)
集めてきたお金を何につかったかを表したもの(資産)。
勘定科目
「現金」「備品」など、誰が記録しても同じになるように決められた用語のこと。
損益計算表
一定期間(1年間)で会社がどれくらい儲けたかという会社の経営成績を表にしたもの。
損益計算表の右側(貸方)
売上などの収益。
損益計算表の左側(借方)
収益を得るために費やしたもの(費用)と儲け(利益)。
仕訳
勘定科目と金額を使って記録する簿記独特の方法のこと。
転記
仕訳したものを勘定科目ごとにまとめて書くこと。勘定口座に転記するという。
約束手形
手形を渡した人が、手形を受け取る人に対して、決まった日に手形に書かれた金額を支払うことを約束した証券のこと。勘定科目は、手形を渡す側は「支払手形」、手形を受け取る側は「受取手形」となる。通常、現金が出ていくのは2~3か月後となる。
為替手形
決まった日に自分の代わりに手形に書かれてた金額を支払ってもらうことを約束した証券のこと。手形代金の支払いをお願いする人を「振出人」、手形代金を支払う人を「名宛人」、手形代金を受け取る人を「指図人」という。
引き受ける
「いいですよ」と了承すること。「引き受けた」=「支払いをする」という意味だと思われる。
手形の裏書譲渡
約束手形や為替手形を支払期日(満期)前に、他の人に渡すこと。
預り金
源泉徴収税など人のお金を預かっていること。
手形貸付金
お金を貸す時、借用証書の代わりに約束手形を受け取ること。
手形借入金
お金を借りる時、借用証書の代わりに約束手形を振り出すこと。
引出金
個人商店の店主が私用で店のもの使った場合に使う一時的な勘定科目のこと。所得税などの私的な支払についても引出金となる。
租税公課
経費で落とせる、税金や公的な負担金の勘定科目のことです。そのうちの、税金のことを「租税」、公的な負担金を「公課」といいます。ただし、法人税や所得税は経費で落とせないので租税公課では扱えません。
租税の具体例
印紙税、収入印紙、土地や建物の固定資産税、自動車税など
公課の具体例
印鑑証明書や住民票の発行手数料など
通信費
事業で使う電話料金、ネット料金、郵便料金などの勘定科目です。なので、郵便切手は通信費となります。
受取手形記入帳
受取手形に関する取引を記入する補助記入帳のこと。摘要欄には受け取ったときに勘定科目を記載します。
支払手形記入帳
支払手形に関する取引を記入する補助記入帳のこと。摘要欄には支払ったときの勘定科目を記載します。
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